全国じん肺弁護団連絡会議は、1980(昭和60)年4月に、全国各地でじん肺訴訟に取り組んでいる弁護団によって結成されました。
それ以降、約45年間にわたり、深刻な被害に苦しむじん肺患者や遺族の権利救済や、わが国最大の職業病と言われてきたじん肺の根絶をめざして、全国の原告団が結集する全国じん肺原告団連絡会議や全国の多くの支援者とともに、法廷内外のたたかいを続けています。
じん肺被害は、金属鉱山、炭鉱、トンネル工事、造船、建設工事といったわが国の産業の基盤をなしてきた多くの職場で発生しています。また、主に造船、建設工事や各種工場等では、アスベスト粉じんによる石綿肺(じん肺の一種)や肺ガン、中皮腫等の石綿疾患発症という深刻な被害が発生しています。
全国じん肺弁護団連絡会議は、これまで加害企業や国の責任を認めさせる125件の判決を勝ち取るなど、じん肺・アスベスト被害者の権利救済を実現し、また、これまで35年間継続してきた全国キャラバン運動をはじめとする運動によって、じん肺・アスベスト被害根絶のための制度改革も進めてきました。
多くの課題も残されていますが、今後も係属中の全ての事件の早期全面解決、被害者の権利救済と、一日も早いじん肺・アスベスト被害の根絶を実現するために奮闘することを決意しています。
全国じん肺弁護団連絡会議 幹事長 弁護士 鈴木 剛